夏だけでなく、一年中紫外線にさらされているのが現代人の肌。
日焼け止めは女性のもの!・メンズの日焼け止めは毎日必要?このように思っていませんか?
日焼け止めは、紫外線から肌を守るだけでなく、シワやシミなど、肌老化の予防にも効果があります。
しかし、男性の多くは日焼け止めを塗らないか、塗り方が間違っていることが多いようです。
男性が思う日焼け止めの疑問を詳しく解説していきたいと思います。
- 男性の日焼け止め使用率は?
- 日焼け止めを塗らないとどうなる?
- 日焼け止めを塗るとどうなる?
- 使用するシーンに合わせたSPFやPAの数値の目安
- 日焼け止めは女性用と男性用があるの?
- 日焼け止めは毎日塗らなければならないのか?
- 日焼け止めは白くなったりベタついたりしない?
- 日焼け止めの正しい塗り方や落とし方
この記事を読めば、あなたも日焼け止めの重要性を実感できるはずです。
「もう日焼け止めを使っている方」も「これから使おうかなと考えている方」も、参考になれば嬉しいです。
では早速見ていきましょう!
男性の日焼け止め使用率は?
男性で日焼け対策を実施している人は約6割、「防止をかぶる」「マスクをつける」などがありました。
そして男性の日焼け止め使用率は約2割。
なぜ男性は日焼け止めを使わないのか?
「めんどくさい」「女性が使う物」「効果や必要性」など、先ほど幾つか挙げた疑問が浮かび上がります。
実際には、日焼け止めは男女問わず必要なものであり、肌に合ったものを選べば塗り心地や見た目も気にならないものがあります。
男性の日焼け止め使用率は上がってきているとは言えまだまだ低く、紫外線から肌を守る意識が十分ではありません。
さらに男性が日焼け止めを塗ることに対して、女性からの目線も気になる方もいる事でしょう。
一部の女性はそれを「気持ち悪い」と感じるかもしれませんが、他の女性は「肌のケアに気を使っている」ことを素敵だと感じるかもしれません。
どちらにせよ、肌や健康に良いということは変わりません。
その為にも、上記も疑問が解決され、日焼け止めの使用率が上がればと思っています。
日焼け止めを塗らないとどうなる?
日焼け止めを塗らないと、紫外線によって肌にダメージが与えられます。
肌にもっとも悪い影響を及ぼすのは「紫外線」です。
米国皮膚科学会では、老化の8割が紫外線(光老化)による影響だと考えられています。
あくまでもイメージですが、10個のしわやシミがあればその8個が紫外線による影響です。
これはしっかり対策しないと・・・!
そして、紫外線にはUV-BとUV-Aの二種類があり、どちらも肌に悪影響を及ぼします。
- 地表に届く紫外線の約1割程度
- 肌の表面(表皮層)にダメージを与える
- 散乱性が高く、あらゆる方向から肌に届く
- ガラスや雲などほとんど通さない(薄曇りは通り抜ける)
- 肌の表面に赤みや炎症を引き起こす(日焼け)
- メラニン色素の生成を促進する(シミ・そばかすの原因に)
日焼け止めはもちろん、日傘・帽子・サングラスなどでしっかり防ぐことが大切です。
日焼けは一時的なものですが、繰り返すと肌の弾力や水分を失い、シワやたるみの原因になります。
肌表面に強いダメージを与える紫外線です。
肌の弾力性が失われ・水分保持力に関係する成分が破壊、これにより、肌はシワやたるみ、乾燥やくすみなどの老化現象を早めてしまいます。
- 紫外線の約9割を占める
- 肌の奥深くまで届き、弾力やハリを保つ成分を破壊
- シワやたるみ・くすみなどの老化現象を引き起こす
- ガラスや雲などを通り抜ける
- 短期的なダメージは少ないとされているが、長期的な蓄積で肌老化をもたらす
少し買い物に行く・営業で外回りなど、ガラス越しに長い時間浴び続けることで、肌にダメージを与える。
肌の奥まで届き、じわじわ肌に悪影響を与える紫外線ですね。
日焼け止めを塗るとどうなる?
日焼け止めは、紫外線から肌を守ることができ、シミやしわ・乾燥などの肌トラブルなどの予防にも効果的です。
しかし、日焼け止めを塗るだけで安心してはいけません。
日焼け止めには、以下のような注意点があります。
SPFとPAの意味を理解する
SPFとPAは、日焼け止めの紫外線防御力を表す指標です。
SPFは紫外線B波(UV-B)に対する防御力を、PAは紫外線A波(UV-A)に対する防御力を示します。
- UV-Bは肌の表面にダメージを与えて日焼けや赤みを引き起こす
- UV-Aは肌の奥にダメージを与えてシミやしわ、弾力低下を引き起こす
SPFとPAの値が高いほど、紫外線からの防御力が高いということですが、生活シーンに合わせて選ぶ必要があります。
詳しい解説は次の「使用するシーンに合わせたSPFやPAの数値の目安」で見ていきましょう!
量とタイミングに気をつける
日焼け止めは、顔だけでなく首や手足など全身に塗る必要があります。
化粧水などと同じで、適量を塗らないと効果が半減します。
一度塗ったら終わりではなく、汗や水で落ちたり、時間が経って効果が低下したりする可能性があるため、2~3時間ごとにこまめに塗り直す事が必要です。
1回塗ったら終わりじゃないんだ?めんどくないね!
僕も1回塗れば防げると思ってた。確かに塗り直しが面倒ですよね!
そして、日焼け止めを塗るタイミングも重要。
日焼け止めの効果は塗ってから効果が出るまでに、15~30分程かかります。
そのため、外出前に十分に塗っておくことが大切です。
日傘や帽子・サングラスなどで補う
日焼け止めだけでは、紫外線を完全に遮断する事はできません。
どんなに高い数値の日焼け止めでも、紫外線を100%カットすることはできないんです。
なので、日傘や帽子・サングラスなどが必要。
特に直射日光が強い場合や長時間屋外にいる場合は、日傘や帽子、サングラスなどでさらに紫外線対策を強化することがおすすめ。
また、日陰や建物の影などで直射日光を避けることも効果的です。
日焼け止めにも有効期限があり、古い日焼け止めは効果が低下したり、肌に刺激を与えたりする可能性があるので注意してくださいね。
以上が、日焼け止めを塗る上での注意点です。
使用するシーンに合わせたSPFやPAの数値の目安
SPFやPAの数値、良く耳にすけどどんな意味があるの?
使用するシーンに合わせたSPFやPAの数値の目安があります。
ここでは、日焼け止めのSPFやPAの意味と、シーン別におすすめの数値をご紹介します。
SPFとは
SPFとは、Sun Protection Factor(サンプロテクションファクター)の略で、紫外線B波(UV-B)から肌を守る効果を表します。
UV-Bは、肌の表面にダメージを与えて日焼けやシミを引き起こす紫外線。
SPFの数値が高いほど、UV-Bから肌を守る時間が長くなります。
例えば、普通肌の人がSPF30の日焼止めを使った場合。
25分は何の数字?
真夏の海で日焼けを起こすまでの時間の目安です。
色白の人で約20分・普通肌の人で約25分・色黒の人で約30分で日焼けを起こすといわれています。
PAとは
PAとは、Protection Grade of UVA(プロテクショングレードオブユーブイエー)の略で、紫外線A波(UV-A)から肌を守る効果を表します。
UV-Aは、肌の奥深くにダメージを与えてコラーゲンやエラスチンを破壊し、しわやたるみを引き起こす紫外線。
PAの数値は、+から++++まで4段階あります。+が一番低く、++++が一番高いです。
PAの数値が高いほど、紫外線から肌を守る効果が高いぞ!
PA++++の日焼け止めを塗った場合、日焼け止めを塗らない場合と比べて、肌に届く紫外線(UV-A)の量を16分の1以下にすることができるという事です。
なら、一番強く紫外線をカットしてくれるものを選べばよいのでは?
僕もそのように思ってたんですが、それは間違いでした。
理由としては、日焼け止めには肌への負担や使用感なども考える必要があるからです。
その為、SPFやPAが高いものは肌への刺激が強すぎたり、べたつきや白浮きを感じる事もあります。
使用するシーンや環境に応じて適切な物を使うようにしましょう。
使用するシーン
日焼け止めを使用するシーンは、主に屋外で活動するとき。
例えば、「海や山などのレジャー」「スポーツや散歩などの運動」「通勤や買い物」などです。
これらのシーンでは、紫外線が強く当たる可能性が高いため、日焼け止めを塗ることで肌を守ることができます。
汗や水で流れたり、時間が経って効果が低下したりする可能性があるため、こまめに塗り直すことも大切です。
日焼け止めは男性用と女性用があるの?
日焼け止めは男性用と女性用がありますが、どちらも「紫外線から肌を守る」という目的は共通しています。
男性と女性が求める機能性に応じて作られているということ。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
男性の日焼け止め特徴
- さっぱりした使用感やベタつきを抑える機能がある
- スッキリとした感覚や爽やかな香りが特徴
- 石鹸で簡単に落とせるものや、汗や水に強いものも多い
- 高いSPF値やPA値を持つものが多い
男性は女性に比べて紫外線に対する意識が低く、塗り直ししない事が多いことから、高いSPF値やPA値を持つものが多い。
クレンジングを使わず、石鹸や洗顔料で簡単に落とせる物が多いね!
女性の日焼け止め特徴
- 保湿成分が多く含まれている
- 刺激の少ない成分や低刺激性の製品が多い
- 日焼け止めは化粧下地としても使えるものが多い
- メイクの仕上がりをよくする効果もある
乾燥しやすい・薄くて敏感など、女性の肌に特徴に合わせて作られています。
女性はメイクをするので日焼け止め以外の効果も求めているんだね!
機能に違いはありますが、「紫外線から肌を守る」という目的は共通です。
男性が女性用を使っても問題はありませんし、その逆も同様です。
数値が高いほど紫外線を防ぐ力は高まりますが、肌への負担も大きくなります。
日焼け止めは毎日塗らなければならないのか?
結論から言うと、日焼け止めは毎日塗ることがおすすめです。
日焼け止めは紫外線にさらされるときに塗る必要がありますが、紫外線は季節や時間帯だけでなく、曇りや雨の日でも届きます。
1年間での紫外線の量をみてください。
続いて1日の紫外線量です。
また、室内でも窓ガラスや照明から紫外線を受けることがあります。
もし、あなたがほとんど外出しない人で、窓から差し込む光も遮るカーテンを閉めている人なら、日焼け止めを毎日塗る必要はありません。
そんな人はあまりいないでしょう!
ほとんどの人は、通勤や買い物、散歩などで外に出る機会があります。
日焼け止めを毎日塗ることは面倒かもしれませんが、肌の老化を遅らせるためには必要なことですね。
日焼け止めは白くなったりベタついたりしない?
これは日焼け止めの成分や塗り方によって起こる現象なんですよ。
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の特徴は以下に画像を参考にしてね!
それでは「白くなる原因」「べた付く原因」それぞれ詳しく見ていきましょう。
白くなる原因
白くなる原因は、日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤や散乱剤です。
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収して熱に変える成分で、散乱剤は、紫外線を反射して跳ね返す成分です。
そして散乱剤の多い日焼け止めは、白色の粒子を多く含んでいます。
これらが肌に残る事で白く見える原因になります。
- 「紫外線散乱剤」ではなく「紫外線吸収剤」を使う
- よく伸ばし、肌になじませることで白さを減らす
- 塗りすぎず適量使う(塊が白く見えるため)
ベタつく原因
ベタつく原因は、日焼け止めに含まれる油分や保湿成分です。
油分や保湿成分は、肌の水分を保つために必要な成分ですが、過剰になると肌に重く感じたり、ベタベタしたりします。
汗をかいたり湿気の多い環境にいると、油分や保湿成分が肌から流れ落ちたり、混ざったりしてベタつきが増します。
- 紫外線散乱剤を使う(油分が少ない傾向でベタつきを抑える)
- 汗や皮脂をティッシュで軽く抑え、ベタつきを抑える
以上が、男性の日焼け止めの白くなったりベタつきの原因と対策です。
【メンズ】日焼け止めの塗り方
日焼け止めは、紫外線から肌を守るために重要なアイテムですが、正しく濡れていないと効果を発揮することができません。
そこで、今回は男性のための日焼け止めの正しい塗り方を4STEPで解説します。
- 外出30分前に塗る
- 顔全体ムラなく均一に塗る
- 耳や首の後ろも忘れずに塗る
- さらに重ね塗りする
ステップ 1:外出30分前に塗る
日焼け止めは、外出する約30分前に十分に肌になじませる必要があります。
日焼止めには、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤という成分が含まれており、それぞれが紫外線を吸収したり反射したりして肌を守ります。
塗ってすぐに効果を発揮するわけじゃないんだ⁉
そうです!肌に塗ってから一定の時間が必要です。僕もすぐに効果が出るものだと思っていました。
日焼け止めは、個人差や使用する日焼け止めの種類によっても変わる可能性があるので、急いでいても最低15分前には塗りたいですね。
また、日焼け止めは汗や水で落ちたり、時間が経つと効果が低下したりすることもあります。
何度も言うが、こまめに(2~3時間ごと)塗り直すことが大切!
ステップ 2:顔全体ムラなく均一に塗る
メーカーが推奨している量を、顔全体ムラなく均一に塗ります。
適量と書いている場合は、液状であれば「1円硬貨大2個分」・クリーム状であれば「パール粒2個分」が目安です。
日焼け止めは、肌に塗ると紫外線を吸収したり反射したりして肌を守る膜を作ります。
この膜は均一でないと、紫外線が隙間から入り込んでしまうぞ!
そのため、顔全体ムラなく均一に塗ることが大切です。
日焼け止めを塗るときのコツは、以下の3つ!
- おでこ・鼻・両頬・あごの5点置く
- 顔の中心から外側に向かって塗る
- 髪の生え際や眉毛など細かい部分も忘れずに塗る
特に目元や鼻の横などの細かい部分は、指先で軽くたたくようにして塗り込み事で、肌に密着させることができます。
ステップ 3:耳や首の後ろも忘れずに塗る
髪の毛の短い男性は耳や首の後ろが日焼けしやすい部分です。
うっかり日焼けしやすい首元は丁寧に日焼け止めを塗って対策をしましょう。
顔だけ塗れば終わりではなく、首も紫外線を受けているぞ!
日焼け止めを適量手に取り、前・後ろ・横など分散させて数か所に置きます。
一度に塗るとムラになりやすいので注意してください。
ステップ 4:さらに重ね塗りする
日焼け止めは、塗った後にも紫外線により効果が弱くなったり、汗や水で落ちたりすることがあります。
日焼けしやすい部分や落ちやすい部分には、さらに重ね塗りすることが大切。
特に、額や頬骨の高い部分などの骨格が出ている部分は、紫外線のダメージを受けやすいと言われています。
目元や口周り、鼻の下などは摩擦による影響で日焼け止めが落ちやすく、紫外線を浴びやすくなります。
重ね塗りするときのコツは、以下の2つ!
- 薄く均一に塗る(一度に塗ると白浮きやムラになる)
- 指先・指の腹で優しくなじませる(肌にしっかり密着させる)
以上が男性の日焼け止めのの塗り方です。
紫外線は一年中降り注いでいますので、季節や天候に関係なく日焼け止めを使って対策していきましょう。
【メンズ】日焼け止めの落とし方
日焼け止めを落とさないと、毛穴詰まりやニキビ、肌荒れの原因になるので、使った後はしっかりと落とすことが大切。
また、日焼け止めは油分が多いので、洗顔だけでは落ちにくい物もあります。
そこで、メンズ日焼け止め落とし方を以下のようにまとめました。
- 帰宅後早く落とす
- 日焼け止めのタイプに合わせて落とす
ステップ 1:帰宅後すぐに落とすのが理想
日焼け止めは帰宅後できるだけ早く落とすことがおすすめです。
日焼け止めが肌に長時間残っていると、ニキビや乾燥、肌荒れなどの肌トラブルの原因になります。
寝る前にお風呂に入る習慣の人は面倒ですが、早めに落とすのが肌にとっては良いです。
えーーー!? とても面倒ですね!
ステップ 2:日焼け止めのタイプに合わせて落とす
「クレンジング不要で石鹸や洗浄料で落とせる物」や「専用クレンジングが必要な物」など、日焼け止めのタイプにより落とす方法が異なります。
男性用の日焼け止めは基本、クレンジング不要な物が多いように思います。
通常の洗顔料で落とせる物が多いので、落とすのはラクです。
ただし、クレンジングが必要なものは、専用のクレンジング料を使って落とさないといけないぞ!
ゴシゴシ強い摩擦は避けて、約1分程度かけて丁寧に洗うようにしてください。
クレンジングで日焼止めを落とした後は、洗顔をすることも大切です。
洗顔は、クレンジングで残った油分や汚れをさらに洗い流し、肌を清潔い保ちます。
まとめ:紫外線から肌を守るには、日焼け止めは毎日必要!
以上、「男性が思う日焼け止めの疑問」ついて詳しく解説しました。
男性も紫外線から肌を守る必要があります。
男性は女性よりも日焼け止めを塗る習慣が少なく、塗っても量が足りなかったり、塗り直しを忘れたりすることが多いです。
これでは、肌はどんどん老化してしまいますよね。
日焼け止めを使うことで、肌の老化を防ぎ、若々しく健康的な肌を保つことができます。
朝に日焼止めを塗り、そして塗り直し、また塗り直し、帰宅後しっかり落として、それを毎日・・・!
正直、とてもとても面倒だと思います(笑)。
肌にとって大切なアイテムと理解していても大変ですよね!
自身の生活スタイルに合わせて少しずつ日焼け止めの使い方をマスターし、若々しくイケメンでいましょう!
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