今日は、クレンジングについてお話ししたいと思います。
クレンジングと聞くと、女性はスキンケアの一部として当たり前に行っているものですが、男性はどうでしょうか?
メイクをしない男性は、「クレンジングは必要ない」このように思っている人も多いかと思います。
クレンジングは、メイクをしている人だけが使う物ではないの?
実はそうとも言えないんです。
男性の肌にも、汚れや皮脂、古い角質などがたまっています。
そのため、メイクをしなくても、汚れや皮脂が毛穴に詰まりやすくなります。
それらを放置すると、毛穴の詰まりやニキビ、くすみなどの肌トラブルの原因になります。
この記事では、男性がクレンジングに対して思う疑問を解決いたします。
- クレンジングと洗顔の違いは何か?
- 男性もクレンジングは必要なのか?
- クレンジングはどんな種類があるか?
- 【男性向け】クレンジングの使い方・頻度
- クレンジングに記載されているW洗顔不要とは?
- 【男性向け】クレンジングをするタイミングは?
- 【男性向け】クレンジングを行う時の注意点は何か?
そもそもクレンジングと洗顔の違いも良く分からないな!
僕もよく分かっていませんでした。
このように、クレンジングに関する疑問を持っている男性の方は、ぜひ最後までお読みください。
この記事を読むことで、クレンジングの必要性が分かるかもしれません。
是非、一緒に健やかな肌を目指しましょう。
クレンジングと洗顔の違いは何か?
「クレンジングは男性も必要?」この疑問を考える前に、クレンジングと洗顔の違いを知っておく方が良いかもしれません。
先に結論を知りたい方は読み飛ばしてくださいね!
クレンジングは、油性の汚れを落とすことに特化している
クレンジングとは、メイクや皮脂などの油性の汚れを落とすためのものです。
洗顔や水だけでは、メイク汚れを落とす事は難しいぞ!
なので、クレンジングを使って、メイクを浮かせてから洗い流す必要があります。
クレンジングはメイクと同じ油性の成分を含んでおり、「油」は「油」となじむので、メイクや皮脂が浮き上がって落ちやすくなります。
メイクだけでなく、毛穴に詰まった角栓や黒ずみも取り除いてくれる優れものです。
クレンジングは、油性の汚れを落とすことに特化しています。
洗顔は、水性の汚れを落とすことに特化している
洗顔とは、汗や古い角質、ほこりなどの水性の汚れを落とすためのものです。
また、クレンジングで落ちなかったメイクや汚れ、肌に残ったクレンジングもしっかりと洗い流してくれます。
洗顔は、水性の汚れを落とすことに特化しています。
つまり、クレンジングと洗顔は、性質の異なる汚れを対象としています。
- クレンジング→油性の汚れを落とすことに特化
- 洗顔→水性の汚れを落とすことに特化
クレンジングだけでは水性の汚れが残りますし、洗顔だけでは油性の汚れが残ります。
両方行うことで、肌の汚れをしっかり落とす事ができます。
男性もクレンジングは必要なのか?
本題の「男性もクレンジングは必要なのか?」に対してですが、結論から申し上げますと「人による」と考えます。
化粧をしていなくても、クレンジングが必要な人もいるって事?
はい、その通り。その理由を説明します。
「クレンジングは化粧を落とす」だから「化粧をしていない人は要らない」、このような認識が多いと思います。
正直、僕もそのように思っていました。
クレンジングは化粧以外はもちろん、その他の皮脂汚れもしっかり落としてくれます。
なら、「洗顔料や石鹸でいいのでは・・・?」と思った方は少し待ってください。
先ほど説明した通り、クレンジングと洗顔は異なる汚れを対象として落としています。
メイク・日焼け止め・毛穴汚れが気になる、このような場合はクレンジングは必要となるでしょう。
詳しく見ていきましょう!
メイクをしている場合
メイク用品には「油性成分」を含み、水性の汚れを落とす事に特化している一般の洗顔料では、メイクを完全に落とす事が難しいです。
しっかり落とせなかったメイク用品の油性成分が肌に残り、ニキビや肌荒れなどのトラブルを起こします。
クレンジングにはメイクと油性成分を含んでおり、「油」と「油」はなじむのでメイクが浮き上がり落とす事ができます。
日焼け止めを使用している場合
日焼け止めには汗では落ちないように油性成分が含まれています。
そのため、日焼け止めを使用している場合もクレンジングは必要。
ただ、日焼け止めには「水・お湯で流せる」「洗顔料で落とせる」「クレンジング不要」などの記載があるものは、クレンジングが必要ありません。
それ以外の商品や、記載が無い物はクレンジングが必要です。
毛穴の汚れや黒ずみが気になる場合
「毛穴の汚れが気になる方」もクレンジングは必要はオススメです。
毛穴の汚れは、皮脂や角質、汗などが毛穴に詰まって黒ずんだりすることです。
男性は女性よりも皮脂分泌量が多く、毛穴の汚れができやすい傾向にあります。
男の毛穴の汚れの原因は、以下のようなものがあります。
- 皮脂分泌が多い
- 角質層が厚い
- 毛穴が大きい
- 洗顔やスキンケアが不十分
- 肌の乾燥
【男の毛穴汚れ】詳しい解説
皮脂分泌量が多いと、毛穴に皮脂が詰まりやすくなり、その皮脂が空気に触れると酸化して黒ずみます。
男性は女性に比べ、角質層が厚く毛穴も大きいため、毛穴に角質が詰まりやすいです。
角質層が厚くなると肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が剥がれにくくなります。
毛穴が開いていると汚れや細菌が入りやすくなるぞ!
洗顔やスキンケアが不十分だと、毛穴に皮脂や角質・汗などの汚れが溜まりやすくなります。
毛穴の汚れや黒ずみは「角栓」が原因とされています。
角栓は皮脂と古い角質でできており、古い角質はたんぱく質でできています。
クレンジングには、たんぱく質を分解したり溶かしたりする働きがあります。
毛穴の汚れや黒ずみが気になる方は、洗顔料よりクレンジングの方が効果的です。
反対に、「メイクをしない」「日焼止めを塗らない」「毛穴の汚れや黒ずみが気にならない」このような方は、クレンジングは必要ないという事になります。
実際、その通りだと考えています。
このような理由から、「クレンジングが必要な人」「必要でない人」が分かれます。
クレンジングでオフされるものは?
クレンジングは「油性の汚れを落とすことに特化」しています。
メイクはもちろん、皮脂汚れ・古い角質のほか、肌に必要なNMF(天然保湿因子)も流されます。
このNMF(天然保湿因子)は、角質層にある水分を保持する成分の事。
肌の潤いを保つのに重要な役割を果たしているぞ!
過度なクレンジングでの洗浄は、乾燥を招く恐れがあるので注意が必要。
クレンジングも、タイプにより洗浄力が異なるので、自身の肌悩みや用途により製品を使い分けるのが重要になります。
クレンジングはどんな種類があるか?
クレンジングにはさまざまな種類がありますが、大きく分けて以下の4つを詳しく見ていきます。
メイクの濃さや自身の肌の状態を見極め、参考にしてください。
オイルクレンジング
オイルクレンジングは、油分で汚れを溶かして落とすタイプのクレンジング。
メイクや皮脂が多い人に向いていますが、洗浄力が強いので乾燥肌や敏感肌の人は注意が必要。
ジェルクレンジング
ジェルクレンジングは、ゼリー状のテクスチャーで汚れを落とすタイプのクレンジング。
「水系」と「油系」があり、「水系」の洗浄力は弱め・「油系」の洗浄力は中程度です。
保湿成分が多く含まれているので、乾燥肌や敏感肌の人にも使えます。
洗浄力は弱~中程度なので、メイクが濃い人や皮脂が多い人は不十分かもしれません。
クリームクレンジング
クリームクレンジングは、クリーム状のテクスチャーでメイクや汚れを落とします。
特徴は、肌に水分や油分を残しながら洗うことができることです。
これにより、肌の乾燥や刺激を防いでくれます。
洗浄力は中程度で、普通のメイクや日常の汚れに向いています。
ミルククレンジング
ミルククレンジングは、乳液状のテクスチャーで汚れを落とすタイプのクレンジング。
肌への負担は少ないですが、洗浄力も弱いのが特徴。
メイクが濃い人や皮脂が多い人は不向きです。
【男性向け】クレンジングの方法・頻度
ここでは「メイク・日焼け止めを落とす」「毛穴汚れを落とす」この2つのクレンジングの方法をみていきます。
「メイク・日焼け止めを落とす」クレンジングの方法
クレンジングと洗顔は、クレンジングを先に行い、洗顔は後にするのが基本です。
- 乾いた手に、適量のクレンジングをのせる(*適量=パッケージ記載の量)
- 皮脂の多いTゾーンになじませる(*乾いた顔)
- 円を描くようにマッサージ
- Uゾーンになじませ汚れを浮かす
- メイク・日焼け止めの汚れと混ざったら、ぬるま湯で洗い流します
優しく汚れを浮かすようにするといいぞ!
クレンジングをする際には、以下に気を付けてください。
「毛穴汚れを落とす」クレンジングの方法
クレンジングは先ほど説明した「クレンジングの方法」と変わりはありません。
大切なのは「クレンジンの回数」です。
毛穴汚れが気になる場合は、肌の状態により週1~3回程度が目安です。
毎日行うと、肌への負担が強すぎるため、逆にトラブルを可能性があります。
クレンジングに記載されているW洗顔不要とは?
W洗顔不要とは、「クレンジングの後に行う洗顔料が不要」ということ。
W洗顔不要クレンジングは、メイク汚れ以外に古い角質や皮脂も同時に落としてくれるので時短になります。
クレンジングでは落としきれない水性の汚れを落とす機能が備わっています。
忙しい人や手早くスキンケアを済ませたい人はオススメだぞ!
ただし、W洗顔不要クレンジングにもデメリットはあります。
- メイクがしっかり落ちていない可能性がある
- 必要な皮脂を取り過ぎてしまう
洗浄成分が強すぎたり、メイクとの相性もあったりするのでここは注意が必要です。
綺麗にしているつもりでも、メイクが残っていたり、必要な潤いまで奪って乾燥してしまう恐れがあるぞ!
クレンジングをするタイミングは?
クレンジングを行う最適なタイミングは、帰宅後すぐが理想です。
なぜ、帰宅後すぐにクレンジングをするのが理想なの?
メイク・日焼け止めを長時間そのままにしておくと、それらが酸化し、肌に悪影響を及ぼす可能性があります。
メイクや日焼け止めをしない人でも、外出時は紫外線や大気汚染、花粉や埃などが肌につくことで、肌の防御力が弱まる可能性があります。
紫外線や大気汚染は肌の敵です。肌は戦場で戦っている兵士のようなもの。兵士が戦闘後に手当てを受けるように、肌もクレンジングを行いにケアを受ける必要があります!
・・・よくわからん!!!
付着した汚れは早く落とし、肌を清潔に保つことが大切ってこと。
毛穴の汚れを行うクレンジングは入浴中がオススメ
毛穴の汚れをしっかり取りたい方は、入浴中~上がる直前がオススメです。
毛穴の汚れは、皮脂や古い角質・メイクや外からの汚れなどが詰まってしまうことで起こります。
それらの汚れをしっかり取るには、「毛穴を開かせる事」が重要。
入浴中は肌の温度が上がり、血行が良くなることで毛穴が開きやすくなります。
毛穴が開くと、汚れが浮き出てきやすくなりますし、クレンジング剤も毛穴の奥まで入り込み汚れを取ってくれます。
毛穴の汚れをより効率的に落とすことができる!
【男性向け】クレンジングによくあるNG行動
クレンジングは肌にとって大切なことですが、やり方を間違えると肌トラブルの原因になることもあります。
次のようなNG行動を避けて、正しいクレンジングを実践しましょう。
強くこする
顔の汚れをしっかり落とそうと、力任せにゴシゴシやると肌にとっては逆効果です。
特に目や口の周りなどは肌が薄くて敏感なので、傷つけないように気をつけましょう。
クレンジングはやさしく顔にぴったりと密着させて、小さな円を描くようになでるのがおすすめです。
長時間放置する
クレンジングを顔に塗ったらすぐに落とす事が大切です。
クレンジングを長時間放置すると、肌に刺激を与えたり、乾燥させたりする可能性があります。
メイクの濃さや皮脂汚れの程度によりますが、目安は30秒~1分程度。
クレンジング剤の種類によっては肌の必要な油分や水分まで奪われてしまうこともあるので、クレンジングは速やかに落とすようにしましょう。
クレンジング後に洗顔しない
W洗顔不要と書かれていないクレンジングは、基本洗顔が必要です。
クレンジング剤の成分やメイクや汚れの一部・水性の汚れが肌に残ってしまう可能性があるからです。
これは肌のトラブルを引き起こすだけでなく、化粧水や乳液などのスキンケアの効果も損ないます。
シャワーの水圧で洗い流している
お風呂場でクレンジングを落とす際、シャワーを直接「顔」に当てていませんか?
シャワーを顔に当てて洗い流すと、水圧が強すぎて肌への刺激となります。
シャワーで洗い流すのは便利かもしれませんが、肌にとっては良くないこと。
圧力を弱めるか、手で勢いを弱めてすすぐようにましょう。
お湯の温度は洗顔と同じく「ぬるま湯(約30度~35度)」が目安です
以上、男性の皆さんに向けて、クレンジングによくあるNG行動を紹介しました。
【まとめ】男性も環境によってクレンジングが必要
クレンジングは、メイクや日焼け止めなどを落とすために行う洗顔の前の工程。
メイクや日焼け止めを使わない男性は、基本クレンジングは必要ないと言えます。
ですが、肌質や生活環境によってもクレンジングの必要性は変わってきます。
以下のような場合は、クレンジングをすることがオススメします。
- 脂性肌や毛穴の詰まりが気になる場合
- 汗や皮脂が多く分泌される場合
- 外出時に大気汚染や花粉などにさらされる場合
- スポーツや運動をする場合
これらの場合は、洗顔だけでは十分に汚れを落とせないことがあります。
汚れが残ってしまうと、肌のトラブルや老化の原因になりかねません。
是非この機会に、クレンジングの知識を身に着け、毎日のお手入れに役立てればと思います。
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